ラジオ
伯父が生前、作業中に聴いていたラジオ受信機が、壊れてしまった。
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それを機に利夫は、ラジコradikoでラジオを楽しむようになった。
中でも、作業がはかどるのはラジオ日本。伯父にも聴かせたかった。
ラジオ関東の時代から、気になって時々聴こうとはしていたが、
利夫の家では電波の入りが良くないため断念し、
自然、入りが良いTBSラジオをつけっぱなしにする事が多かった。

それがradikoラジコで、電波を気にせず聴けるようになり、
しかも今度はタイムフリーで、好きな時間に聴けるようになった。

若い頃、FM雑誌の番組表とにらめっこしていたように、今、
radikoタイムフリーの番組表から、番組を探すのが楽しい。

宮治淳一のラジオ日本名盤アワー
クリス松村の「いい音楽あります。」
タブレット純 音楽の黄金時代
夏木ゆたかのホッと歌謡曲
加藤裕介の横浜ポップJ
フォーエバーミュージック
おはよう歌一番
ザ・スタンダード
・・・・・

作業がはかどるはずが、最近では、気付くと聴き入って手が止まっている、
利夫である。


芦ノ湖ワカサギ釣りとニジマスムーチング釣行記
利夫は、日頃神保町でお世話になっているU氏のお誘いで、
芦ノ湖へ釣りに出掛けた。ボートや宿の手配は、箱根に詳しいU氏がしてくれた。

朝4時に神保町を出発し、6時過ぎに箱根湾に到着した時は、もう明るくなっていたが、
想像以上に気温が低く、ダウンとオーバーズボンを着用した。
ボート屋さんにボートを曳いてもらい、魚群探知機を見ながら、水深15m付近に
アンカーを下ろしてもらう。

まずワカサギを数匹釣ってから、それを生きたまま餌にしてニジマスを狙う。
オモリ5号、ハリス1号1mにマスばり8号を結び、ワカサギを背掛けにして
ゆっくり投入。底から3m巻き上げた所で魚信を待つ。

竿先をコンコン叩く前アタリの後、グイーッと強い引き込みが来る。
横走りとエラ洗いをやり過ごし玉網に収めたのは、37cmのきれいなニジマスだった。
利夫の興奮が鎮まりかけた頃、今度はU氏に39.5cmが来た。
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その後もう一人の同行者にも来て、三人全員がニジマスを釣る事ができた。
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餌にもするからと釣り続けたワカサギも、終わってみれば約80匹になっていた。

U氏行きつけの、小涌谷の郷土料理屋の女将さんにわがままを言い、
ワカサギを天麩羅に、ニジマスをバター焼きにしてもらい、食す。
B&B(ベッド&ブレックファスト)スタイルのホテルで、温泉にも入り、
利夫大満足、出来すぎとも言える、秋の休日であった。

神田祭 番外
利夫は、仲間内では「トシちゃん」と呼ばれている。
「トシちゃん」と言えば、たのきんブームの頃は、
田原俊彦だったが、
その前は、膝方歳三(ひざかた としぞう)の独擅場だった。
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神田祭の神幸祭で、鳳輦(ほうれん)の巡行中に
「マカロニほうれん荘!トシちゃん25歳!」
とふざけて、周囲の大人にこっぴどく叱られたなぁ~

利夫の神田祭の思い出は、尽きない。


柏水堂
九段下で千鳥ヶ淵の桜を楽しみ、靖国通りを神保町へ。
4月のウキウキした散歩の足が、止まった。
(柏水堂が、閉店?!)

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利夫をはじめ、四人の姉達も、子供の頃から親しんでいた洋菓子店だ。
鶴谷に嫁いだ上から2番目の姉は、柏水堂と同じ昭和4年生まれだ。
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シャッターの前で、しばし、立ち尽くしてしまった。
ふるさと神保町の風景が、又、変わってしまう。
(姉達へ報告するのは、止そう・・・)
閉店が信じられないでいる、利夫であった。


吉永小百合三昧
吉永小百合は、当然、利夫の憧れの女性のひとりである。
日曜の晩、いつものようにTBSラジオ「今晩は 吉永小百合です」
を子守唄に床に就いた。翌朝、いざラピュタ阿佐ヶ谷へ。
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モーニングショーは、
昭和の銀幕に輝くヒロイン 吉永小百合 から
『花の恋人たち』 1968(昭和43)年/日活

午後は、
映画のすべてを記録する 白鳥あかねスクリプター人生 から
『花ひらく娘たち』 1969(昭和44)年/日活

吉永小百合、20代前半の主演作2本を堪能した。
作品が量産されていたからこそ、今こうして、
次々と楽しむことができて、とても贅沢である。
同じようなキャストで、立て続けに観ていると
癖になりそうなのは、昔も今も変わらない。

それにしても、十朱幸代、和泉雅子、山本陽子、伊藤るり子
といった美しい共演女優の面々に
目移りし続けたとしドンは、やはりサユリストとは
呼べないだろう。

ラピュタ阿佐ヶ谷 Part 5
利夫のお楽しみ、ラピュタ阿佐ヶ谷での映画鑑賞。
今回は、ゴジラでおなじみの本多猪四郎監督特集の中から、
『上役・下役・ご同役』1959(昭和34)年/東宝
である。

加東大介が演じる、男やもめの万年課長は、
真面目で頑固だが、人情に厚い。
要領が悪く、戦地では部下だった男の下で働く。
スローガンは、「仕事はスピーディ、恋愛はスロウリィ。」
会社のネジの一つとして、地道にコツコツと働き、
若者からは時代遅れと思われているこの男の魅力を、
再婚相手として現れた美しい未亡人・草笛光子は
ちゃんとわかっていた。

利夫が、「俺も真面目にコツコツやるぞ!! 」と思ったのは、
言うまでもない。

クライマックスは、会社の大運動会。
加東大介をはじめ会社の重役たちは、
皆ネクタイを着用して運動会に参加していた。
スーパークールビズから、わずか55年前である。

笑いあり涙ありの、心温まる一本であった。
ラピュタ阿佐ヶ谷、6月8日からは、
吉永小百合特集である。


神保町で、松本州平先生のジオラマを観る
(元)鶴谷洋服店の、路地を挟んだ右隣りに
専門性の高い大型書店の、書泉グランデがある。
利夫のお気に入りの書店の一つである。

利夫の足は、展望エレベータで5階へ向かう。
展示中の松本州平先生のジオラマ作品を観る為である。

州平先生といえば絵本作家、イラストレーター、釣り人、そして
プラモデラーとして、1980年頃から
雑誌『ホビージャパン』などで、その作風と
「改造しちゃアカン」等の名ゼリフが人気を呼び
プラモデル・ファンの心を、鷲掴みにした方だ。
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誌面では見慣れていたが、実物を観るのは初めてである。
「これが先生の筆使いか~」と、利夫は息を飲んだ。
神保町で観られた、というのがまた嬉しい。

(わしもジオラマ、作っちゃお、かな・・・)
と、数十年振りに州平先生に背中を押された
利夫である。



松本零士展
朝の冷え込みに、中々布団から出られない利夫は、
しばらく天井を眺めていると突然思い出した。
松本零士展が終わってしまう!!」
慌てて家を飛び出した。外は気持ちの良い天気だった。

場所はさいたま市立漫画会館
この施設がある、さいたま市北区盆栽町は、
関東大震災の被害から逃れた東京の盆栽業者たちが作った、
盆栽村である。緑が多く静かな住宅地に盆栽園が点在しており、
広い敷地に無数の盆栽が並んでいるのを、横目に見ながら
会館に到着。入場は無料だった。

そこには、宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999、セクサロイド、
キャプテンハーロックなどの他、利夫がかつて、自身を投影して
夢中になって読んだ、男おいどんの原画があった。
最終話で、下宿にとりさんを残し、おばさんにも黙って旅立った
おいどんの行方を、利夫は今になってもわからずにいて、
心のどこかで探している。

満足して外に出るともう夕暮れ。日が短くなった。
「ラーメンライス食べて帰ろう。」と、
おいどん気分に浸りながらも、実は盆栽も一寸気になっている、
欲張りな利夫であった。


ラピュタ阿佐ヶ谷 Part4
利夫は、冷たい飲み物が欲しい季節になると
『小金治の水』を作って、飲む。

作り方は簡単だ。
薬缶一杯に水道水を沸かして、そいつを冷た~く冷やすのだ。
かつて桂小金治が、夫人の作るこの水の事を、落語家だけあり
何よりも旨そうに話すのを聞いて以来、
利夫は勝手に『小金治の水』と呼び、愛飲している。

桂小金治といえば、二代目桂小文治の弟子。
偶然にも利夫の姉は、その一人娘と、永く親しくしていた。
空襲で焼ける前の神田花月に、父・小文治が常連で、
利夫の姉は、家が神田花月の向かいで、という縁もあった。

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さて、桂小金治も出演した映画 『空かける花嫁』を観に、
ラピュタ阿佐ヶ谷へ。

画面の中の当時33歳の小金治は、
登場するなり
喫茶店で有馬稲子と小山明子等のグラスを奪い、
立て続けに冷水を飲み干していた。
やはり、旨そうに。

主役のケチなお爺ちゃんを、当時54歳の志村喬。
その娘を、当時51歳の沢村貞子。
娘婿を、当時51歳の十朱久雄。
かわいい孫娘を、当時27歳の有馬稲子。
昭和30年代の下町を舞台にしたコメディに
満席の観客が沸いた。

熱中症予防というよりは、鑑賞後の興奮で
『小金治の水』を今こそ飲みたい!
と、利夫は思う。


人生の一大事!波瀾万丈♡マリッジ大作戦

7月27日(土曜日)まで、ラピュタ阿佐ヶ谷にて上映中です。

 
セルフ豪華二本立て
春の暖かさにウキウキしてきた利夫は、朝から家を飛び出し、
阿佐ヶ谷から神保町にハシゴして、映画の2本立てを楽しんだ。

先ずラピュタ阿佐ヶ谷の『お姐ちゃん三代記(1963年東宝)』へ。
団令子、中島そのみ、重山規子のお姐ちゃんトリオに加え、
草笛光子、越路吹雪、扇千景のマダムトリオと、
中川ゆき、桜井浩子、南弘子のスリーチャッピーズという、
3世代にわたる女だらけの迫力に圧倒された。
この9人が競ってアタックするプロゴルファーに
としドンが感情移入したのは、言うまでも無い。
「ザギンのちゃん姐に任しとキ~♪」と、
軽い足取りで劇場を出た。

お色気の余韻を楽しみながら、神保町シアターへ。
今度は『無法松の一生(1965年大映京都)』
座頭市シリーズでもおなじみの、三隅研次監督作品である。
名作を好演する勝新太郎と有馬稲子。
そこかしこから聞こえるすすり泣き。
「奥さん、俺の心は汚なか」と、
今度は、重い足取りで劇場を出る利夫であった。

もらってきたチラシに見入るとしドン。
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今度のラピュタ阿佐ヶ谷は、
ショービジネス特集/志穂美悦子特集/増村保造×白坂依志夫特集
神保町シアターは、
松本清張と美しき女優たち
利夫の阿佐ヶ谷⇔神保町通いは、当分続きそうである。