少年H
妹尾河童・原作の『少年H』が映画化されます。
水谷豊と伊藤蘭の夫婦共演も、話題になりそうです。

洋服仕立て職人の、少年Hの父親が主人公の映画です。
撮影にあたり、戦前の洋服作りの道具等
ごく僅かではありますが
鶴谷洋服店の物をお貸ししました。

今、撮影の真っ最中です。
実際、お貸しした物はどの様に映画に活かされるか
全く解りませんが、
微力ながらも協力できて嬉しいです。

降旗康男・監督
来年2013年夏公開です。

鶴谷福太郎
鶴谷福太郎
1882(明治15)年1月11日生まれ。善吉長男。
1891(明治24)年 父・善吉死去。
1895(明治28)年2月9日 塚本市太郎(ホヤ市)の徒弟となる。
1900(明治33)年 大阪・神戸方面に修業。
1905(明治38)年 高久の下職となる。
1922(大正11)年 長男光明誕生。
1925(大正14)年 長女富久子誕生。
※自身の名前、徒弟入りの日付、長女の名前に、
服(ふく)が懸けられています。


明治維新の前から洋服作りをしていた、父・善吉を幼くして亡くし、
10代の時から、60代に現在の場所に店を構えるまで、
日清、日露、第一次、第二次の4度の戦争と、
大正12年の関東大震災も経験した訳ですから、
1967(昭和42)年5月5日、永眠するまでの85年間は、
ただ洋服作り一筋…とはいかなかった事が想像されます。

晩年の11年間を共に生活した伯母に拠ると、
かなりエネルギッシュな人物だったようです。
fukutaro.jpg
1952(昭和27)年頃。福太郎70歳。
鶴谷洋服店入口前にて。
店の基本的な形は、現在も変わりません。
左端に、ラドリオロックの文字が見えます。