Winter's here
♪季節が都会ではわからないだろと♪
と歌われたのは、30年以上前のこと。
神保町は、秋を満喫できる街です。
ビルの間に見える空も、青く高く澄んで見えます。

読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋…
これらを充実させるのに、神保町は打ってつけです。
では、芸術の秋はどうでしょうか…。

秋には、見慣れたはずの絵が何かを訴えかけて来たり、
聞き慣れたはずの音楽が妙に心地よく聞こえたり、
読みなれたはずの詩が心に沁みたり、と、
作品を鑑賞する態勢が、他の季節と少し違うのを、
体で感じる事があります。
都会暮らしとは言え、哺乳類ヒト科の動物である我々です。
日照時間が減り、夜が長くなっていくこの季節。
センチメンタルになるのも自然と受け入れてしまいます。
いわゆる「秋の寂しさ」から、人恋しくなり、集う。

楽器屋街、映画館、点在するギャラリー、落語も楽しめる神保町ですが、
秋は様々な催しが開かれ、町全体が盛り上がります。
秋を寂しく感じられるからこそ、仲間も増えて
そして冬の準備をし、春を迎えるのでしょうか…。

その秋は、あっという間に過ぎ去り、
冬の寒さも本格的になってきました。